トランプ大統領が、イスラエルの首都をエルサレムに認定すると発言したニュースが何かと話題になっています。

 

今回は、問題の的になっているエルサレムという都市。

この都市をめぐって昔から対立しているイスラエルとパレスチナの歴史について、簡単にわかりやすくまとめます!

 

トランプ大統領の発言したエルサレム首都認定についての記事はこちら

イスラエルの首都問題をわかりやすく!トランプがエルサレムを選んだ理由

 

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イスラエルの場所ってどこ?

イスラエルが他の国のように一個体ならば話は簡単なのですが、そうではないようです。

このように、国の中に国が入っているような状態になっているのがイスラエルという国です。

 

イスラエル国内

パレスチナ自治区って?

 

黒線の中がイスラエルという国なんですが・・・

パレスチナ自治区という場所が、国の中にありますね。

 

簡単にいうと、この場所にパレスチナという国を作りたい!と思っているんです。

 

このことを、いろんなサイトやWikiではこう書いています。

 

”東エルサレムを首都として、国家樹立を目指している”

 

目指しているだけで、国として地図には載っていませんよね。

 

大統領はよく聞いたことがあると思います。マフムード・アッバースです。

アッバース議長とニュースで呼ばれていることもよくあります。

 

ここで大事なのは、”東エルサレムを首都として”という部分。

 

パレスチナ自治区はエルサレムを首都ってことで決めたいのです。

でもダメ!と反対する輩がいます、イスラエルです。

なので、事実上首都の機能を担っているのは、エルサレムのちょっと北にあるラマッラーという都市になります。

 

パレスチナ自治区は、国連では2012年に”国家”として認定されています。

世界中の国は、このパレスチナ自治区を国と認めています。

日本が認めていないので、日本では地図でもニュースでもパレスチナ自治区とか暫定自治区とか読んでいますね。

 

イスラエルってどんな国?

イスラエルはイスラエルで自分達の考えがあります。

イスラエルとしては、自分達の国の中にパレスチナ自治区があるっていうことが嫌です。

そりゃそうですよね、自分の国だと思っている場所に違う国を作るんですから納得がいくわけがありません。

 

イスラエルとパレスチナ自治区の歴史は非常に複雑で、宗教とも関係してきます。

歴史の流れで、こういうことがあったと理解した上で読み進めないと現在のニュースもわけわからん状態になってしまいます。

非常にざっくりと、要点だけをまとめてみました。

 


 

イスラエルとパレスチナの歴史

 

イスラエルの歴史を語ろうとすると、何千年も前から続いているのでまとめることが出来ません。

こちらに詳しく年表形式で書かれています。→イスラエルの詳しい歴史

 

この年表のほんの一部、イスラエル建国前後から、1993年頃までだけピックアップしていきます

 

 

 

パレスチナ自治区の周辺はもともとアラブ人が住んでいて、あとからイスラエルという国を作ろうと他の場所からユダヤ人がやってきて戦争で取ってしまおうとなってしまいました。

これがイスラエル建国のはじまりです。

 

建国に際して、パレスチナにアラブ諸国が軍隊を送り応援するような形になります。

 

これを中東戦争と呼びます。これは4回も大きな戦いがおこっています。

期間は1948年〜1973年までです。

 

どっちが勝ったのかというと・・・

 

結論

ユダヤ人が勝って、イスラエルの国内を地図上のパレスチナ自治区も含めてぜ〜んぶ占領しちゃいました。

 

 

 

順番としては、以下のようになります。

①アラブ人がパレスチナ周辺を自分たちの国にしたいと思っていた。

②ユダヤ人がパレスチナ周辺を自分たちの国にしたいと思っていた。

①と②はほぼ同時です。昔からお互いそう思っていました。

③もともとパレスチナ周辺に住んでいたアラブ人が国を作ろうと動いた。

④ヨーロッパ方面等からやってきたユダヤ人がイスラエルという国を作ろうと動いた。

⑤アラブ人が、どこからともわからずやってきたユダヤ人に怒りを覚えイスラエル周辺を取り戻そうと中東戦争に突入

⑥しかし、勝ったのはユダヤ人で、イスラエル国内全部を占領した。

 

パレスチナ自治区の人たちはこの先どうなってしまうのか?

ここで、イスラエルからパレスチナをなんとか分離させたい強い気持ちからこんなものが結成されます。

1964年にPLO=パレスチナ解放機構という組織が結成されるのです。

 

このあとイスラエル国内がどうなってしまったのか?・・・

 

中東戦争の後半1967年〜1993年頃まで

 

イスラエルがパレスチナ自治区を占領したまま、アラブ人もユダヤ人も同じ場所に住むことになります。

 

この間、イスラエルとPLOは喧嘩が絶えませんでした。

 

国連が”停戦”決議を出し、なんとかやめさせようとしたり、アメリカが和平交渉したり。

とにかくなんとかして、両者の争いを止めようと世界が動きます。

 

イスラエルには、軍の撤退をお願いしたりするんですが、無視されますます関係が険悪に・・・

という最悪の状況。

 

そんな中で1987年にまた動きが・・・

 

パレスチナ人が、占領されていることに抵抗運動を起こします。

 

1987年〜1993年の間の期間に名称がついています。第一次インティファーダといいます。

第一次インティファーダ

1987年からオスロ合意によりパレスチナ自治政府が設立される1993年頃に至る、イスラエルとパレスチナ人の間での一連の暴力的諸事件の総称。「石の闘い」ともいわれる。

引用元:Wikipedia

 

 

引用中に「石の闘い」とありますよね。

 

これは、イスラエル軍にパレスチナの人たちが、石を投げて抵抗したことを言います。

 

ゴム弾や催涙弾、実弾も使う完全武装のイスラエル軍に対して、パレスチナ人の女性や子供も含め、投石をして戦おうとするんです。

 

これって結構衝撃的な写真ですよね?

だって、結果は明らかですし・・・

石の戦い

 

 

しかし、この映像が全世界に流れて世界中の国から同情や非難の声があがるんですね。

 

この世界の動きが、争いを止めるきっかけを作りました。

 

1993年に「オスロ合意」という協定が、イスラエルとパレスチナの間で合意されます。

 

オスロ合意とは?

1993年にイスラエルとPLOの間でこんな約束が取り付けられます。

 

  1. イスラエルを国家として、PLOをパレスチナの自治政府として相互に承認する。
  2. イスラエルが占領した地域から暫定的に撤退し5年にわたって自治政府による自治を認める。その5年の間に今後の詳細を協議する。

引用元:Wikipedia

 

約束しましょう!という流れにはなったものの、この約束事は今現在も果たされないまま、事実上は無くなってしまいました。

 

エルサレム帰属問題とは?

イスラエルとパレスチナの、同じ土地をめぐる争いは、こんな感じで歴史があり続いてきたものなんですね。

もちろん、ここから現在までも様々なことが起こり、一切解決には至っていません。

 

 

 

エルサレム帰属問題として現在も続いている状態なんです。

 

 

帰属って?

  •  特定の組織体などに所属し従うこと。「国家への帰属意識」
  •  物・権利などが、特定の人・団体・国などの所有となること。「領土の帰属問題」「国庫に帰属する」

引用元:kotobank.jp/word/帰属-474191

 

簡単にいうと、これはどっちのものなの?ということですね。

お互いの主張をまとめるとさらにわかりやすくなります。

 

 

 

パレスチナ自治区

東エルサレムを首都として国家樹立を目指している。

 

イスラエル

戦争でエルサレムの全域を支配し、エルサレムを「不可分の永遠の首都」と主張している。

 

 

ながながと説明してしまいましたが、簡単にいうと、エルサレムを取りたいんです

 

イスラエルもパレスチナも、エルサレムは自分たちのものだ!と主張し長年争っています。

これがエルサレム帰属問題です。

 

お互いがどうしても欲しがるこのエルサレムという都市は一体どういうところなんでしょうか?

 

 

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取り合いになるエルサレムは聖地

エルサレムという場所は、キリスト教イスラム教ユダヤ教の聖地です。

 

聖地エルサレム

出典:https://matome.naver.jp/odai/2147955778186484601/2…

 

 

この3つの宗教はもともと同じ”天地創造の神”を信仰する元をたどれば昔は一つの宗教だったのです。

 

イスラエルとパレスチナ、元をたどれば、アラブ人とパレスチナ人、ユダヤ人が争う根源の理由がこの宗教とも関係してくるから皆必死に”我らの意見”を通そうとするのです。

 

折れない意思が宗教によるものだからこそ、ここまでお互いが譲らずにぶつかってきた歴史になるわけですね。

 

まとめ

エルサレム帰属問題について、歴史を簡単に解説してきました。

 

エルサレムはイスラエルもパレスチナも欲しがる宗教の聖地である。

 

 

今も続いているこの問題を解決する方法ははたしてあるのでしょうか?

 

全員が過去のことは忘れてエルサレムを共有することはできないのか?

 

これからは関係が良好になっていくことを祈ります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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