南北首脳会談がおわり、次に注目されるのは米朝首脳会談です。
今米朝首脳会談の開催場所が色々と報道されていますね。
未だにトランプ大統領と金正恩氏が対面して握手する姿が想像できませんが
実現した場合、一挙手一投足が気になる所。
今回は候補地になる可能性の場所と
移動時に使う飛行機について詳しく調査しました。
金正恩の飛行機は高麗航空のチャムメ?
金正恩氏が移動に使う主な交通機関としては
列車がまずはあげられると思います。
完全防弾で父の金正日氏も愛用した「1号列車」と呼ばれるもの
そしてドイツ製高級車のメルセデス・ベンツ
金正恩氏専用のベンツに関してはこちらで詳しく調査しています。
→金正恩が中朝首脳会談で移動に使った車種は?宿泊した迎賓館も調査!
さらには高官が中国に行く際にも利用する金正恩氏の公式専用機「チャムメ1号」があります。
チャムメとかチャンメと呼ばれていますね。
朝鮮語での意味は「オオタカ」というそうです。
金正恩氏にモジッてエアフォースウンとも呼ばれています。
大空を自由に羽ばたくといったところでしょうか。
大の飛行機マニア?らしい金正恩氏
飛行機を利用すること自体は嫌いではなく
むしろ国内を移動の際はもっともよく利用するほど
専用滑走路を造りまくっている事実があります。
私が気になったのは
米朝首脳会談が開かれる場所によっては
飛行機で移動する可能性もあるし、一体どんな飛行機に乗っているのか?ということ。
まずは会談場所の候補地から見ていきます。
米朝首脳会談の場所の候補地は?
こちらは金正恩氏が口頭メッセージで会談を開こうとトランプ大統領に持ちかけて以降
北朝鮮とアメリカで調整が続いているようです。
候補地として挙げられているのは
- 韓国との軍事境界線「板門店」
- 北朝鮮の「平壌」
- アメリカ「ワシントンDC」
- トランプ大統領の別荘「マー・ア・ラゴ」
- スイスやスウェーデン
- モンゴル
- シンガポール
まぁ噂も入れてかなり候補地があるわけです
トランプ大統領の別荘はフロリダ州で
ワシントンはアメリカの東岸ですから
距離的には一番遠い場所
しかし、敵国のど真ん中ワシントンに金正恩氏が降り立つ意味は大いにあるようです。
と同時に、”飛行機問題”でこの候補地が絞られるという報道も
金正恩氏の専用機「チャムメ1号」は古い機体で
太平洋を給油無しで横断できないそうなんですよ。
そうなると一気に候補地は絞られて
- ワシントン
- マーアラゴ
- スイス
- スウェーデン
この4つは除外されることになります。
しかしそれでは面白くないので
金正恩氏が渡米するという前提で
一体どんな飛行機を使うのか
調べた所面白いことが色々わかりました。
※追記米朝首脳会談の開催場所がシンガポールに!
トランプ大統領のツイッターで米朝首脳会談の開催場所が明らかになりました。
警備や中立性、そして金正恩氏が移動しやすいということもあり
シンガポールに決定したようですね。
報道でもありますが、シンガポールに行くために飛行機を使うようです。
シンガポール〜北朝鮮はおよそ4900kmあります。
これを念頭に置いて話を推めていきましょう。
米朝首脳会談で使う飛行機は?
金正恩氏の持つ飛行機で分かっているのは
専用機である「チャムメ1号」
平昌オリンピックで高官も利用した「チャムメ2号」
出典:http://japanese.donga.com/
高麗航空で使用されている「ツポレフ」
出典:flyteam.jp/
3つが出てきました。
普通に考えれば金正恩氏の専用機である「チャムメ1号」を使うのが
どんな局面を考えても一番いいのでは?と思います。
しかし最新ではないので、長距離飛行に不安があるという・・・。
どれに乗るにしてもまずは北朝鮮で一つしか無い航空会社である
高麗航空(コリョこうくう)について調べてみました。
北朝鮮の航空会社高麗航空とは?
北朝鮮の平壌国際空港を拠点にして国内線・国際線を運行する
北朝鮮唯一の航空会社です。
高麗空港には現在制裁による圧力がかかっていて
ヨーロッパ圏への乗り入れが禁止になっています。
最近では中国への乗り入れも禁止になり
一向に改善措置を取らないため
中国側がどんどん制裁を追加していく有様となっているのが現状です。
これは安全面において基準を満たさなかったことが原因で
そりゃ危ないとわかっていれば、乗り入れを禁止するのは当たり前です。
その為、10機ほど飛行機を所有しているらしいのですが
実質、動いているのは4機しかないんだとか。
そしてここからがかなり驚きなんですが
世界の航空会社の格付けランクで
高麗航空は唯一の星1評価(最低ランク)になっています。
これは墜落事故を起こしたネパールやタイの航空会社と同じランク付けで
アフガニスタンやイラクなど上空にいる事自体が危険な国の航空会社とも同じランクとなっています。
事故を起こしていないし、上空もなんら安全なのにです!
高麗航空のパイロットが飛行機を操縦?
注目されるのはどんな飛行機に乗るのか?
ですが、誰がその飛行機を操縦するのかも気になりますよね。
これは先程の説明にあった高麗航空のパイロットが
いつも操縦しているということで役目を負うと考えていいのですが
あるいは北朝鮮空軍のパイロットが特別に操縦する可能性もあります。
高麗航空のチャムメとは?
高麗航空は北朝鮮の飛行機の全てを保有しています。
一社しかありませんからね。
その保有リストは
- イリューシン
- ツポレフ
- アントノフ
の3つ
先ほど紹介した金正恩専用機「チャムメ1号」はイリューシン
「チャムメ2号」はアントノフ
高麗航空で民間人も乗るツポレフ
となります。
一つつづ見ていきます。
チャムメの性能や値段が気になる!
チャムメ1号
出典:twitter.com/
- チャムメ1号はIL-62M(イリューシン) を特別に改造したもの
- 政府専用機の機体番号はP-618
- 旧ソ連製で1960年代に開発され1993年に生産中止となります
- 安定的な運行距離は3000マイル(4828km)
値段については色々調べてみたのですが
はっきりと出ている情報はありませんでした。
1960年とかなり古い機体で
故金正日氏の頃から保有していましたが
飛行機が嫌いな金正日氏はほとんど乗る機会は無かったといいます。
シンガポールまでは4900kmとギリギリのところで飛行可能距離に入っています。
どういうルートを通るかは明らかになっていませんが
通信設備もあり、金正恩氏専用トイレもあるんではないか?と思われるエアフォースウンでの運行が一番確実なものでしょう。
専用トイレは金正恩氏が自身の車に付けるほどですので
専用機のチャムメにもあるかな?と個人的に思っただけです。
参考までに・・・。
チャムメ2号

- チャムメ2号はAn-148(アントノフ)こちらは推定情報です
- 機体番号はP-671 or P-672のどちらか
- 2015年に高麗航空が購入したもの
- 最大航続距離2100km〜4400km
2015年に購入した比較的新しい飛行機で
主に短距離を飛行するための機体
記憶に新しいのは、2018年の平昌オリンピックに金与正(キム・ヨジョン)氏が訪れたときにこれに乗ってきました。
1機の値段は300億ウォン、日本円で21億円くらい。
こちらから想像するにもっと古いチャムメ1号は改造して特別仕様になっている点を含め
21億円くらいから改造費の程度もありますが30億くらいの値段であると思われます。
高麗航空のツポレフ

高麗航空の保有するツポレフは主に3つあって
- Tu-154B
- Tu-154B-2
- Tu-204
これら3つは1970年代〜1980年代にかけて旧ソ連で開発された機体
航続距離は4000km〜5800km
北朝鮮から会談候補地のシンガポールまでが4700kmですので
中距離から短距離用の機体であると分かります。
Tu-204の値段は日本円で35億円ほど。
金正恩が渡米する飛行機は?
実際に高麗航空が保有する機体を見てきましたが
会談場所がワシントンであったなら
北朝鮮からワシントンまでの距離は約1万キロ
どの機体でも無補給でたどり着くことは出来ません。
じゃあ、途中で補給すれば?となるんですが
世界が注目しているので、アメリカまで無補給でいけないとわかれば
北朝鮮の体裁がもちません。
そういう所はかなり気にするはずですので
報道では、会談場所はアメリカではないのでは?と言われています。
しかし、ここで気になる情報をキャッチしました。
金委員長が高麗航空の最新旅客機に乗って長距離旅行をするのは可能だという見方もある。北朝鮮を何度か訪問している飛行専門ジャーナリストのチャールズ・ケネディ氏はWPのメールインタビューで、北朝鮮高麗航空がボーイング757と能力の差が大きくないツポレフ機種を確保しているという点に言及した。高麗航空の最新航空機はクウェートや欧州に北朝鮮の海外労働者を運んだことがある。ケネディ氏は「平壌(ピョンヤン)発IL-62がロサンゼルスまで飛ぶのは従来の飛行半径を超えることだが、航空機(整備)が極めて基礎的な技術であることを考慮すれば、北朝鮮が飛行機を最新の状態で維持するのは難しくないだろう」と予想した。
引用元:http://japanese.joins.com/
これをもとにすると
実際に使うのはTu-204-300(ツポレフ)なのかな?と予想できます。
- 座席数140席〜160席
- 全長40.19㍍
- 全幅41.8㍍
- 全高13.9㍍
- 最大積載量18000kg
- 巡航速度810km/h
- 最大燃料積載量45000L
最大航続距離は一番多い5800km
北朝鮮からクウェートまで運行していた情報はあったので
こちらは距離的には約8000kmほどあります。
ワシントンやフロリダまでは届かないものの
核兵器を開発する潤沢な資金と技術力はあったわけですから
航続距離を伸ばした機体を保有するのは報道のように簡単なのかもしれません。
調べてみるとボーイング757と性能面は殆ど変わりませんでした。
ボーイング757も短・中距離用の機体で
航続距離は5,800km〜7,200km
実はこちらのボーイング757はトランプ大統領個人保有のトランプフォースワンと同じ機体なんですね!
出典:http://news.livedoor.com/
ちなみにお値段は75億〜85億円ほど
アメリカ政府の大統領専用機エアフォースワンと比べれば
ツポレフは小さい存在かもしれませんが
安全面を考えれば、給油してでもアメリカに渡る準備は出来ているはずですね。
まとめ
金正恩の飛行機は高麗航空のチャムメ?性能や値段が気になる!米朝首脳会談
について調べてきましたが
会談場所によって使う飛行機は変わるでしょう。
金正恩氏は旧ソ連製とロシア製の飛行機
- ツポレフ
- アントノフ
- イリューシン
を保有している
航続距離が一番長いのはツポレフのTu-204-300(5800km)で35億円
会談についての新情報が入り次第追記してまいります。
※追記
会談場所がシンガポールになりましたので
金正恩氏が使用する飛行機は自身の専用機である「チャムメ1号」でしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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