7月6日に、オウム真理教の教祖である松本智津夫死刑囚に刑が執行されました。
遺体の引き渡しを巡って家族と拘置所が対立していましたが
火葬され、遺灰・遺骨となったことで今度は遺灰の引き渡しをめぐりいろいろと報道されていますね。
気になるのは、松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚が遺灰の引取手を四女に指定したということ。
これは真実なのか?
松本智津夫元死刑囚の家族関係を知ると、遺灰の行方について様々な疑問が出てきます。
今回は
松本智津夫(麻原彰晃)と四女の関係は?
遺骨を巡って三女とも対立?
と題して記事にしました。
松本智津夫(麻原彰晃)に刑執行
松本・地下鉄両サリン事件などで計29人の犠牲者を出した一連のオウム真理教事件をめぐり、死刑が確定していた教祖の麻原彰晃(しょうこう)死刑囚(63)=本名・松本智津夫(ちづお)=ら7人の死刑が6日午前に東京拘置所などで執行されたことが、関係者への取材で分かった。教団が起こした事件の死刑囚は計13人おり、執行は初めて。上川陽子法相が命令した。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000515-san-soci
1995年3月20日「地下鉄サリン事件」が起こります。
日本史上最悪のテロと言われていて、8人の死者と600人あまりの重軽傷者を出しました。
さらに「松本サリン事件」「坂本弁護士一家の事件」についても首謀者であると判断され
2004年の2月27日に「死刑判決」を受けていました。
松本智津夫(麻原彰晃)の家族構成は?
まずは松本智津夫元死刑囚の家族構成について見ていきます。
松本智津夫元死刑囚の家族は、嫁と子供が6人います。
嫁は松本知子さん。
知子さんと松本智津夫さんは浪人生時代に代々木ゼミナールで出会いました。
そこで意気投合し、結婚に至っています。
お二人の間に子供が6人いて、まとめてみると。
出典:http://axolotlfc2.blog.fc2.com/blog-entry-1881.html?sp
- 長女 松本美和
1978年生まれでホーリーネームはドゥルガー
教団での地位は正悟師
出典:http://nikukyu-petsuki.c.blog.so-net.ne.jp/
以前は万引きや銃刀法違反での逮捕歴があったようです。
- 次女 名前不明
1981年生まれでホーリーネームはカーリー
2000年に長男を連れ去ろうとしたことで逮捕され、保護観察処分を受けていました。
- 三女 松本麗華
1983年4月生まれでホーリーネームはアーチャリー
教団での地位は麻原彰晃に次ぐ正大師
出典:http://news.livedoor.com/article/detail/14988560/
- 四女 松本聡香(まつもとさとか)
1989年生まれ
麻原彰晃・死刑囚の刑を執行 四女が訴えていたことは?
⇒「親と縁を切れる制度を」 #オウム真理教https://t.co/ohE4gv084B
— ハフポスト日本版 (@HuffPostJapan) 2018年7月6日
2006年の16歳頃に教団を飛び出し、教団とは全く関係のない所で暮らします。
未成年だったことから、江川紹子さんが未成年後見人となります。
江川紹子さんは長年、オウム真理教を取材してきたジャーナリストの方ですね。
- 長男 名前不明
1992年生まれで小さい頃は学校に通うことが出来なかったそう。
現在は次女と三女と共に暮らしています。
- 次男 名前不明
1994年生まれで2004年に春日部共栄中学校に合格していますが
「麻原彰晃の子供」という理由で入学を拒否されていました。
現在は母親と共に暮らしているようです。
長女は現在どこでどうしているのか?
調べてみても分かりませんでした。
家族はそれぞれ、親に麻原彰晃を持つことで様々な苦しみを味わってきたことが想像できます。
遺灰は四女に?
関係者によると、元死刑囚は東京拘置所で刑を執行される直前、担当官から「遺体と遺品を誰に受け取ってほしいか」と問われると、「四女」と答えた。さらに、担当官が四女の名前を告げて確認すると、元死刑囚はうなずいたという。
法令によると、死刑囚の遺体の引き渡し先は本人の意思が優先される。
引用元:https://www.yomiuri.co.jp/national/20180707-OYT1T50117.html
この報道を聞いて一番驚いたのは他でもない本人である四女の松本聡香さん。
しかし、代理人弁護士のホームページに掲載された松本聡香さんのコメントでは
「受け入れる」となっています。
私は自分が他の親族に比べて実父から愛されたとは最後の言葉を踏まえても思いません。ですが、かなり信頼してくれていたのかもしれないというのは思い当たる節があります。実は知る限り彼と最後に接見できたのは私だったからです。
松本元死刑囚はおそらく最後は一人の人として葬られたいのだと思います。
私には自分の過去の体験を振り返ると少し彼の気持ちが分かります。信者から神と崇められ、世間から悪魔と憎まれる人生というのはつらかったのではないでしょうか。誰も人として温情をかけてくれないわけですから。
今、実母と、長女以外の姉弟と、信者たちに言いたいことがあります。
どうか松本元死刑囚の最後の意向を尊重してやっていただけませんか。彼は自分で始めたことの幕引きをもはや一人ではできなくなってしまったのです。自分の真意を伝えるのが苦手なのもあると思いますが、あまりに事が大きくなりすぎました。
もう麻原教祖に依存するのは終わりにしませんか。支配されるのは終わりにしませんか。松本元死刑囚のためでもあり、また信者も一人一人の人生を生きるためにです。
実父はもう麻原彰晃ではありません。
その荷を死と共に降ろしたいと願った松本智津夫という一人の人間でした。
松本元死刑囚の罪を増やさないためにも、ご自分が人生をこれ以上台無しにしないためにも報復テロや奪還テロなど絶対にやめてください。今まで松本元死刑囚に従ってきても、これからを彼と心中する必要はないんです。
彼のためには彼を崇めるのではなく、たくさんの人を傷付けてしまった彼の霊がいつか救われるよう祈ってあげることではないでしょうか。
もうオウムを終わりにしませんか。社会を憎むのは終わりにしませんか。そして、改めて自分の人生を始めてみませんか。
残された者が生きて自分と周りを幸せにするのが死者への最大の供養になるはずです。
どうかお願いします。
引用元:https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/09/asahara-body-yukue_a_23478231/
三女含め、家族が松本智津夫死刑囚と接見出来たことは一度もないと語っています。
事件後に父親と会うことすら一度もなかったんです。
接見できない理由はなんだったのか?
そんな中で、四女はどうして接見できたのか?
いろんな疑問が浮かんできます。
松本智津夫元死刑囚と四女の間には特別な関係でもあったのでしょうか?
松本智津夫(麻原彰晃)と四女の関係は?
四女の松本聡香さんは、幼少の頃から壮絶な過去があったようです。
2,3歳の頃には窓がない倉庫のような場所で1人で生活していました。
弟が生まれると、母親からは「お前の居場所はない」と追い出され
5,6歳の頃には両親や信者が逮捕されています。
2007年には信仰とは完全に決別し、一般社会の中で暮らしています。
24時間ヘッドギアを被せられ、背も伸びなくなったといいます。
冬の寒い時期でも薄着
父母からは暴力を受け、陶器入りのオムレツを食べさせられたことも・・・。
父の命令で死にそうになったといいますね。
松本智津夫元死刑囚は四女の聡香さんの事をどう思い、こういった行為をしていたのでしょうか。
5歳ほどの子供にするにはあまりにも酷すぎる内容ばかりです。
松本智津夫死刑囚には、正妻以外にも沢山妻がいて
子供も合わせて15人もいた?となっていますから
その中のひとり、くらいの感情しかなかったのでしょうか。
ここまで来るとさらに信じられないのが
じゃあなぜ遺灰を四女に受け取ってほしかったのか?ということ。
「かなり信頼してくれていたというのは思い当たる節があります。」の部分が気になります。
一体どんな節があったのか?
遺灰を受け取ることで四女がどうなるのかを前もって考えていたのでしょうか。
四女の聡香さんは、今回遺灰を受け取ることで「身の危険を感じる」と語っています。
何にしても年齢的に一番早く教団を離れた四女へ遺灰を受け取って欲しいと指定すること自体、三女の松本麗華さんは「100%ない」と言っているんですね。
公判でも接見でも一度も口にしたことはなく、一緒に過ごした時間も多くはない。100%ない話だと思う。
引用元:http://news.livedoor.com/article/detail/14988560/
現在は遺灰を巡る問題に関して
四女とそれ以外の三女を代表する家族で対立姿勢となっているようです。
四女と三女にもなにか特別な関係があったのでしょうか?
四女は遺骨を巡って三女とも対立?
三女の松本麗華さんは、松本智津夫元死刑囚がほんとに「遺灰を四女に」と発言したのかそもそも疑問を呈しているようです。
松本智津夫元死刑囚は以前から精神的に崩壊していて、拘置所の職員と意思疎通さえ出来ない状態であると
拘置所付けの医師から診断が下っています。
三女の松本麗華さんが最後に松本智津夫死刑囚に会った時の様子をAbemaTVで語っています。
「面会室に連れてこられた時はオムツを着け、荒れた肌はめくれあがっていた。耳が聞こえているのかも分からないような状態で。大声を出しても全く気が付かない」
引用元:https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/07/asahara-body_a_23476995/
松本智津夫元死刑囚は公判中に居眠りしたり、ぶつぶつ独り言をつぶやいています。
こういったことからも、かなり前から精神疾患があったのではと言われています。
こういう話を聞くと
- 意思疎通できない人がどうやって遺灰の受取人を指定するのか?
- しかもその相手が四女の理由は?
- 拘置所から遺灰を出したくない国の考えがあるのか?
とわからないことだらけです。
報道では、遺灰が収められた場所が聖地と化し
松本智津夫元死刑囚は神格化され
さらに教団の推進力が高まると言われています。
- 三女は麻原彰晃に次ぐ正大師であった
- 教団とまったく関係のない四女の遺灰を
この2点でメディアなどで言われていることは
- 松本智津夫死刑囚はほんとうは意思疎通できてそれを隠していたのではないか
- 裁判を逃れるために精神疾患を装っていた
教団を、自分の死と共に本当になくしたかったのではないか
だから全く教団の手に染まっていない四女を選んだのではないか
三女以下の家族に引き渡したら神格化に使われる恐れがあると分かっていたのではないか
こういったことが推測されます。
遺灰を四女に渡したいと本当に願っているのであれば
それは自分が四女にひどい仕打ちをしてきた過去を死の直前でも後悔していて
家族の中でもアンチ教団色が一番強い四女へ渡すことが
自分が償えなかった罪を消す一つの方法となるのではないか。
後半は極個人的な意見も入ったりしていますが
刑が執行されてしまった今、真相はもう誰にも分かりません。
四女と三女はお互いに対立しているわけではなく
二人とも静かに父を弔いたいと願っているだけのようです。
母は、聡香を含めて、家族みなで父の死を悼むことを願っています。
父の遺体、遺骨の引き渡しに関しても、家族間の争いなどは生じておりません。
報道では、父の遺体や遺骨の利用についてさまざまに報じられておりますが、父を宗教的・政治的に利用することは家族として決してできませんし、万が一、その動きがあったとしても家族が決して利用させないことをお約束します。
引用元:http://blog.asahara-kousoshin.info/
三女の松本麗華さんのブログで語られている内容です。
こうやってみてくると法務省や国が今回の遺灰問題に関係して
裏でいろんな情報操作をしている?とも見て取れます。
まとめ
松本智津夫(麻原彰晃)と四女の関係は?
遺骨を巡って三女とも対立?
について調査してみました。
父である松本智津夫さんと四女との関係は幼少期だけで
かなりひどい仕打ちを受けてきたようです。
三女と四女は遺灰問題で対立しているかのような現状ですが
お二人とも静かに父の死を弔いたいと願っているだけ。
遺灰の今後の行方については続報が気になるところです。
なにか分かり次第追記していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。