幕内力士の中でも大関と横綱7人と個人的に注目度アップの力士2人の得意としている必勝パターンと歴史に残る名勝負3戦を紹介したいとおもいます。
大関
高安(たかやす)
東大関 田子ノ浦部屋 27歳 得意技は突き押し、左四つ・・・最近メキメキ力を付けてきて一気に大関まで来ました。
パワーで押して押して他の大関陣安定した勝ちが取れるようになってきたが白鵬にはまだちょっと苦手があるのかなという感じ。
豪栄道(ごうえいどう)
西大関 境川部屋 31歳 得意技は右四つ、寄り・・・大関の地位で頑張っているけれども、最近白鵬のいない場所で優勝を飾った以外は成績がイマイチ。
カド番に挑む場所も多く、勝ちに安定感がない。
※カド番・・・勝ち越しできなかったら、来場所から大関ではなくなってしまうこと
照ノ富士(てるのふじ)
東大関 伊勢ケ浜部屋 26歳 得意技は右四つと寄り・・・照ノ富士、逸ノ城がモンゴル出身の新しい波として出てきて、最短で横綱までいくか?というほどの勢いがある。
ケガをして思いどおりの成績が出なかった場所もありややペースダウンしたが、かなりの力相撲で見ていて楽しい。
得意の型など関係なく、相手をぶち破っていく様は見ていて気持ちいい。
横綱
鶴竜(かくりゅう)
西横綱 井筒部屋 32歳 得意技は右四つ、下手投げ・・・スピードもあり、相撲もとても上手ですが、4人も横綱がいるとちょっと存在がかすんでしまう。
横綱昇進は基本的には2場所連続優勝が条件だが、鶴竜は一度の優勝で横綱となった。
やはり横綱だけあって、成績は大関以上のものを常にあげている。
日馬富士(はるまふじ)
西横綱 伊勢ケ浜部屋 33歳 得意技は右四つ、立ち会い・・・日馬富士の武器は、誰に聞いても”スピード”となるほどスピードある相撲で勝ちをどんどん取っている。
速さで出る立ち会いからの寄りがとにかく強烈。
速さでもってまわしを取ってしまえば、そのままの勢いであっというまに相手は土俵の外。
とにかく先手必勝、出だしをくじかなければなかなか日馬富士には勝てない。
稀勢の里(きせのさと)
東横綱 田子ノ浦部屋 31歳 得意技は左四つの右上手・・・パワーで押していくタイプ。
得意の型に持っていけさえすれば勝ちは確定。しかしいかんせんメンタルが弱い・・・。
ここで勝ってほしい!というところで落とす。
綱取りか?という場所を6場所も経験しいまだ優勝なしの期間はほんとに全国民が”優勝はいつだ?!”とおもっていたと思う。
やっとのことで優勝して唯一の日本人横綱ということで大きな感動をもたらした。これからも頑張って欲しい。
白鵬(はくほう)
東横綱 宮城野部屋 32歳 得意技は右四つと寄り・・・幕内優勝回数39回 幕内勝利数956勝 通算勝利数1050勝とだれがどうみても相撲界で一番強いのは白鵬だろう。
右四つからの寄りがとにかく誰を相手にしても強い。必勝パターンへの持って行き方がうまい。
不測の事態にも強いメンタルでなんなく対応できる。とまさに最強。
注目株2名
嘉風(よしかぜ)
西関脇 尾車部屋 35歳 得意技は突きと押し・・・個人的に注目している嘉風関。
力で他の力士に劣る分スピード感ある相撲で相手を撹乱したり、相手がどう出てきても落ち着いて対処したりとにかく取り組みを見ていて上手だな~と思ってしまうのが嘉風です。
年齢も適齢期を過ぎても頑張っているし、なにより流血が多いので顔にはいつも傷跡があるイメージ。
宇良(うら)
西前頭4枚目 木瀬部屋 25歳 得意技は足取りと反り・・・まだまだ幕内の中でも下の方で、体格も小さい。
しかしスピードあふれる相撲と、大きい体の力士相手にどう挑むのか?!という小兵ならではの身のこなしは、単純に見ていて楽しい。
大相撲ベストバウト3
自分が実際に見ていた映像でのベスト3とまったくの個人見解動画ですが、紹介させてください。古い名勝負はyoutubeへ
千代の富士VS寺尾
平成元年十一月場所 横綱の千代の富士に関脇に昇進したばかりの寺尾が挑む一戦。
つかまれたくない寺尾とまわしを取りたい千代の富士。パワーでは千代の富士圧倒の場面で、突きを繰り出しながらなんとか中に入らせまいと寺尾。
しかし、掴まれたが最後、惜しくも場外に投げ出されてしまう。
この一戦の前の初場所で、寺尾が突き相撲で千代の富士に勝っているだけあって、今場所ではさすが横綱といわんばかりの制裁が寺尾にくだった。
貴乃花VS朝青龍
平成14年9月場所 横綱貴乃花は長期休業明けで、ここまでなんとか頑張り勝ち越しを決めていた。
年齢や体力的にも引退間近の貴乃花。対する大関朝青龍はこれから上昇気流に乗って横綱まで駆け上がる若手ホープ。
落ち着いて対処する貴乃花に対して、真正面から挑んでいく朝青龍との一戦。
白鵬VS朝青龍
平成21年1月場所 横綱同士の対決。星の差一つで朝青龍を追う白鵬。
白鵬が勝てば14勝同士で並び、その後優勝決定戦に持ち込める。
解説はここまで、あとは動画を見てください。お互いの必勝パターンとか、立ち会いどういく?!など、4連続優勝を狙う白鵬となんとしても優勝をつかみたい朝青龍。
相撲の見方うんぬんではなく気迫と気迫、意地と意地とのぶつかり合いです。
いかがでしたでしょうか。
毎場所これは!という取り組みが必ずありますので、実際に放送されている2週間の間楽しめること間違いなしですよ!