どんなにキツイ状況でも日本代表チームに貢献することを第一に考え、日々チームメイト達と汗を流している李承信(りすんしん)選手。
そんな李承信選手の学歴を調べてみたところ、出身高校が大阪朝鮮高級学校で出身大学はラグビーの強豪・帝京大学だと判明!
帝京大学は中退したそうだけど理由は何なのかな?
中退したといっても、ちゃんと将来を見越した高い目標が理由としてあったようですよ。
また小学校と中学校はどこに通っていたのか?や、そもそも小中学校時代はラグビーをしていたかどうかも気になります。
加えて今回の記事では李承信選手の高校・大学時代のラグビーの成績なども調査!
それでは早速考察のほうにいってみましょう。
李承信の出身高校は大阪朝鮮高級学校!
ラグビー日本代表の一員である李承信選手は、大阪府東大阪市に位置する大阪朝鮮高級学校を卒業しています。
李承信選手は大阪朝鮮高級学校入学前に複数の強豪校からスカウトされるほど、ラグビーの実力がありました。
にも関わらず同校を選択したということは、在日コリアンとしての誇りが高かったのではないでしょうか?
大阪朝鮮高級学校は『朝鮮学校』ではありますが、朝鮮語と朝鮮の政治・歴史以外については、日本の学校と変わらないことを学びます。
ただ、同校で教わる朝鮮の政治・歴史は韓国目線なので、日本人とは解釈の違いが大きいです。
日朝で揉めている政治・歴史的問題などは、かなりデリケートな内容には変わりないでしょう。
さて、大阪朝鮮高級学校の偏差値についてですが、そもそも朝鮮学校は高校ではないので偏差値という概念は存在しません。
ですが李承認選手はラグビーという複雑なルールのスポーツを4歳からスタートして徐々に才能を開花させてきたので、きっと頭はいいのではないでしょうか?
加えて小中学生時代にはラグビーと同じか更に複雑なルールがあるサッカーもプレイしていました。
ラグビーもサッカーも頭の回転が速くなければルールに適応したプレイは出来ないので、複雑なルールを理解する=頭の良さに繋がると予想。
それが学力に直結するとは限らないものの、李承信選手の場合は理路整然とした話し方やきちんとした将来設計が出来る部分もプラスされますね。
李承信選手ならラグビーの強豪として知られる法政大学高等学校(偏差値68)や、桐蔭学園高等学校(偏差値69)に入れても不思議ではありません。
ということで李承信選手は偏差値65以上の高校に入れるぐらいの実力はあるのではないでしょうか?
信憑性は低い予想ですが、李承信選手と同じラグビー選手で偏差値の高い高校に通っていた人も少なくありません。
あくまでも単なる推測として李承信選手の偏差値レベルを予想してみました!
李承信の出身大学は帝京で中退した?
李承信選手は2019年にラグビーの強豪校である帝京大学に入学し、その後将来を見越して19歳の大学2年生の時に退学しています。
帝京大学ラグビー部は大学ラグビー日本一と言われるほど異次元の強さを誇っていますが、李承信選手も高校時代はやり手選手だったようですよ!
全国大会出場に高校日本代表入りも達成していたので、帝京大学での活躍が期待されていました。
それなのに何故帝京大学を中退したのかな?
詳しくは後述しますが、更に広い世界で自分の実力を試しレベルアップしたかったようです。
また李承信選手が通った帝京大学とはどんな大学(校風・偏差値など)なのかも気になりました!
以下の項では帝京大学の簡単な紹介と、李承信選手の帝京大学中退理由などについて触れていきます。
帝京大学について
帝京大学は誰でもやりたいことが出来る自由な校風が特徴で、様々な専門分野の教育環境が充実しているところが魅力の総合大学です。
経済・医療技術・教育・文学・薬学など選択肢は広く、5ヶ所のキャンパスに10学部32学科(2023年時点)を擁しています。
またスポーツ活動も盛んで、ラグビー部、駅伝競走部、硬式野球部、チアリーディング部、剣道部などは『強化クラブ』に位置づけられていました!
強化クラブに指定されればプロアスリートを目指す為のサポートの他、施設の充実度やメディア露出とメリットが多いです。
中退しているとはいえ、李承信選手もこうしたメリットを感じたから帝京大学進学を選択したのでしょう。
スポーツ活動を紹介したついでに就職実績についても触れると、有名所がゴロゴロ出てきました。
全日本空輸、東急ストア、AOKI、日本電気(NEC)、資生堂、スズキ、綜合警備保障、東京国税局、警視庁など実績が豊富です!
最後に帝京大学の偏差値については35〜65とかなり幅があり、中でも医学部が一番高い偏差値でした。
帝京大学の偏差値は35〜65です。医療技術学部の偏差値は35〜50、文学部の偏差値は42.5〜47.5、経済学部の偏差値は40〜42.5、医学部の偏差値は65などとなっています。
出典元:旺文社パスナビ (2023年1月26日時点)
医学部の偏差値は愚を抜いて高い65ということなので、入学には人によってかなり苦労するでしょう。
ちなみに李承信選手の出身学部ですが、調べてみた限り残念ながら公開されていませんでした。
これについては明らかになり次第追記していきますね。
李承信が帝京大学を中退した理由
李承信選手が帝京大学に入学したのは2019年ですが、翌年の2020年に中退しています。
大学ラグビー日本一の強豪校である帝京大学を中退した理由は何なのか?すごく気になりました。
大学時代の同級生で現在は東京サントリーサンゴリアスで活躍する高本幹也(たかもとみきや)選手によると・・・。
李承信選手は元々海外への思いが強く、よりハイレベルな環境を求めていたそうです。
だからこそニュージーランドのワイカト大への語学留学を目指し、帝京大学中退という重い決断をしたんですね。
李には、海外への思いがあった。カテゴリー別の代表として世界に挑んだことで、ハイレベルなプレー環境を求めたくなった。それを退学理由のひとつとした。
出典元:Yahooニュース
ラグビーの本場であるニュージーランドは常に世界トップレベルでプレーしている国。
李承信選手が更に広い世界でプレーしたいと思うようになるのも、プロのラガーマンとしては決して不自然な話ではありません。
ただ、運悪く帝京大学を中退した頃はコロナ禍で留学を断念せざるを得なかった為、神戸製鋼へ加入することになります。
先程登場した高本幹也選手曰く、李承信選手は帝京大学中退を引き止められても最後まで自らの意思を曲げなかったようですよ。
こうした譲れない強い信念を持っているところも、李承信選手の強さの秘訣になるのではないでしょうか?
李承信の学歴まとめ
前述したように李承信選手は大阪朝鮮高級学校と帝京大学出身です。
小学校と中学校はどこに通っていたのかな?
残る学歴も気になったので、既に触れた2つも含めてリストでまとめてみました!
- 出身小学校:神戸朝鮮初中級学校付属初級部
- 出身中学校:神戸朝鮮初中級学校付属中級部
- 出身高校 :大阪朝鮮高級高校
- 出身大学 :帝京大学(中退)
李承信選手の出身地は兵庫にも関わらず、小学校から高校まで一貫して朝鮮学校に通っていたのは何故なのでしょう?
また、小中学校時代はラグビーをしていたのか?、学生時代と帝京大学中退後のラグビーの成績など知りたいことがてんこ盛り!
高校&大学の簡単な概要も含めて以下で考察していきます。
李承信の小学校・中学校はどこ?
李承信選手が神戸朝鮮初中級学校付属幼稚班に入ったのは3歳の頃で、その後は小学校も中学校も朝鮮学校に通っています。
出身小学校は神戸朝鮮初中級学校付属初級部、出身中学校は神戸朝鮮初中級学校付属中級部です。
朝日新聞のデジタル記事に李承信選手が兵庫県神戸市で生まれた韓国籍で、小学校から高校まで朝鮮学校に通っていた事実が紹介されていました!
神戸市で生まれた韓国籍。小、中、高はすべて朝鮮学校へ通った。
出典元:朝日デジタル
それにしても兵庫県神戸市出身の李承信選手が何故韓国籍なのかが気になります。
深掘りしてみると李承信選手は韓国籍の在日3世であることが判明!
李承信(リ・スンシン)選手(21)=コベルコ神戸スティーラーズ=は韓国籍の在日3世。
出典元:毎日新聞
この記事では詳細を省きますが父親は李東慶(りとんぎょん)さん、母親は金永福(きむよんぼく)さんという韓国人です。
更に法政大学の元ラグビー選手で長男の李承記(すんぎ)さん、三菱ホンダヒートのラグビー選手で次男の李承爀(すんひょ)選手も韓国人です。
家族が全員韓国人ということは、李承信選手は日本生まれでありながら朝鮮半島にルーツを持つことになりますね。
李承信選手が長い間朝鮮学校に在席していたのも、在日コリアンとしての誇りがそうさせていたのでしょう。
さて最後に李承信選手が小中学校時代にラグビーをしていたか?に触れていきます。
結論から言うと小中学校時代はラグビー部ではなくサッカー部に所属していましたが、4歳から兵庫県のラグビースクールに通っていたそうですよ〜。
地元神戸出身の李選手は4歳でラグビーを始め、兵庫県ラグビースクールに通いながら、小中学時代はサッカー部に所属していました。
出典元:J:COM番組ガイド
つまりサッカー部に所属していながらも、幼少期からずっとラグビースクールで頑張ってきたわけですね!
実際、李承信選手は「ラグビーの方が好きだった」と明かしています。
結果的に早いうちから才能が開花し、高校からは本格的にラグビー道を突き進むことになりました。
李承信の高校時代
繰り返しになりますが李承信選手は大阪朝鮮高級学校を卒業しています。
大阪朝鮮高級学校は2022年に創立70周年を迎えた由緒ある朝鮮学校で、2018年より日本の中高一貫校に相当する中高級学校に生まれ変わりました。
ポップ・ステップ・ジャンプと段階に応じた学習を採用し、進学&就職に役立つ幅広いカリキュラムが設定されているのが特徴です。
またクラブ活動が活発で、特にサッカー部、ラグビー部、ボクシング部は全国レベルの大会へ何度も出場するほどの成績を収めています。
李承信選手は大阪朝鮮高級学校のラグビー部に所属していましたが、2年時に高校日本代表に抜擢。
3年生に進級すると高校日本代表のキャプテンとして全国高校ラグビー大会に出場しました。
花園に11回出場&ベスト4入りが3度という強豪校で、これだけの成果を挙げてこられたのは素直にすごいです。
大阪朝鮮高級学校ラグビー部に所属していた李は、3年時には花園(全国高校ラグビー大会)にも出場。同校は花園に11回出場でベスト4入りは3度の強豪校だ。
出典元:Yahooニュース
ちなみに李承信選手が高校日本代表メンバーに選出されたのは、2017年度と2018年度の2回。
在日コリアンでも日本人選手に負けず劣らず、ラグビーで成果を上げられることを証明してくれました。
高校時代のエピソードからも李承信選手がどれだけ強かったかが伝わってきますね。
李承信の大学時代
大阪朝鮮高級学校で活躍した李承信選手は、更に経験を積む為にラグビーの強豪校として有名な帝京大学に入学しました。
ここで帝京大学のことを簡単に紹介すると、非常に多くの学部・学科があるマンモス大学で、自分の興味のあることを自由に学ぶことが出来ます。
また他学部・他学科の専門科目を履修可能な制度や留学制度など、学生の将来の為にあらゆるサポートをしてくれるのも帝京大学の魅力です!
施設面の充実度も高く各施設が綺麗なことも加わり、帝京大学の人気は年々高まっているようですよ〜。
李承信選手は2020年春に帝京大学を中退していますが、ラグビーで忙しいながらもそれなりに充実した大学生活を送っていたのではないでしょうか?
さて、大学時代の李承信選手の成績も高校時代に劣らずすごいです!
1年時から試合の出場機会を勝ち取り、ジュニア・ジャパンのメンバーにも選ばれたことがあります。
更に『ワールドラグビーパシフィックチャレンジ2020』では、主将として皆をまとめ上げてチームの優勝に貢献しました。
高校卒業後は強豪・帝京大学に進み、1年生から出場機会を得ました。ジュニア・ジャパン(20歳前後の日本代表)にも選ばれ、主将として20年3月に行われた「ワールドラグビーパシフィック・チャレンジ2020」の優勝に貢献しました。
出典元:JCOM番組ガイド
大学時代も大活躍だっただけあり、ニュージーランドへラグビー留学する為に中退を決めた際は、チームメイトらに引き止められたそうです。
それでも李承信選手のもっと広い世界でラグビーの経験を積みたいという思いは変わらず、仲間達に惜しまれながらの中退になりました。
帝京大学中退後の彼の経歴ですが、これまでの実績を評価されてコベルコ神戸製鋼スティーラーズに加入。
社会人プロチームの仲間入りを果たした翌年の2021年2月20日には、『ジャパンラグビートップリーグ』が開催されました。
李承信選手は対NECグリーンロッツ戦に途中出場、この試合が公式戦初出場ということになっています。
またリーグワンでは13試合全てに出場、スタンドオフ&インサイドセンターとしてチームに貢献。
「5トライを含む97得点はディビジョン1全体で4位」になっていたそうなので、かなりの好成績だったことが分かります。
新しく始まったリーグワンではチームの実戦(13試合)すべてに出場、スタンドオフ(10番)、インサイドセンター(12番)として活躍し、5トライを含む97得点はディビジョン1全体で4位という成績だった。
出典元:ラグビーリパブリック
肝心の日本代表キャップに内定したのは、2022年6月のリポビタンDチャレンジカップの最中でした。
これまでの李承信選手のパフォーマンスが認められた結果だと言っても過言ではないでしょう。
李承信のプロフィール
- 名前:李承信(りすんしん)
- 生年月日:2001年1月13日
- 出身:兵庫県
- 年齢:22歳(2023年時点)
- 身長:176cm
- 体重:88kg
- ポジション:スタンドオフ、センター、フルバック
李承信用選手は在日コリアンでありながら、日本を愛し日本のラグビー代表の一員として活躍しています。
小柄ながらもハードなタックルが持ち味で、チームで勝つことを常に考えている熱きラガーマン。
2023年9月8日のワールドカップフランス大会に出挑む際は、「10番として試合に出る」とサンケイスポーツの取材で意気込みを語っていましたよ!
SO李承信(リ・スンシン、22)=神戸=がサンケイスポーツのインタビューに応じ、「10番として試合に出る」とレギュラー奪取を誓った。
出典元:サンスポ
これまでの実績を考慮すると、李承信選手は4強入りを目指す日本代表に無くてはならない存在だと言っても過言ではありません。
ワールドカップは幼い頃から夢見てきた大舞台ということなので気合も充分ですね!
先程触れましたが帝京大学中退の理由は海外でのレベルアップ、いわば武者修行でした。
新型コロナの影響で断念したとはいえ、2020年にコベルコ神戸スティーラーズに加入するまでの9ヶ月間、自主練習に打ち込んでいたそうです。
李承信選手はとても打たれ強く努力家であることが、このエピソードのみからでも伝わってきました。
現在の李承信選手ですが、なんとコベルコ神戸スティーラーズの副将を任されており、現在進行形で活躍しています。
これはもうワールドカップフランス大会が待ち遠しくて仕方がありませんね!
まとめ
李承信選手の学歴や各時代のラグビー成績などに触れてきましたが、如何でしたでしょうか?
今回話題にした内容は主に以下の通りです。
- 李承信は神戸朝鮮初中級学校&大阪朝鮮高級学校出身
- 李承信は3歳の頃から高校卒業まで朝鮮学校に通っていた
- 李承信は2019年〜2020年の約1年間帝京大学に在学
- 帝京大学を武者修行の為に中退
- 帝京大学中退後はコベルコ神戸スティーラーズに加入
- 李承信の持ち味はハードなタックル
李承信選手はラグビーの神様に愛されていると思えるほど、ラグビーの才能に恵まれた人物であることが分かりました。
また日本代表に誰よりも貢献したい思いは、在日コリアンだということを感じさせません。
自然と今後の活躍を応援したいと思える選手です!