林先生の初耳学に出演して話題になった、16歳で東大に合格したカリスさん。
韓国人でありながら日本の永住権を獲得し、16歳で東大に入学後、数々の大学で客員研究員として働き、現在は医療AIベンチャーで働いています。Youtubeチャンネルでも自身の体験をもとに、モチベ維持の方法や最強メンタルを手に入れる思考法などを配信しています。
そんなカリスさんの学歴は東大のみならずものすごいので紹介していきます。
カリス(東大)AI博士のプロフィールや現在の年齢
名前:カリス
本名:韓 昌熙(ハンチャンヒ)
出身:釜山
生年月日:1993/1
年齢:28歳(2021年8月)
カリスさんは韓国の釜山で生まれ、18歳になってから東大に入学。現在は韓国語・日本語・英語を話せるトリリンガルで、東京大学に入ったきっかけはドラマ「ドラゴン桜」の影響を受けたから。
できもしないと思いこんでいる生徒を、東大に合格させるカリスマ桜木先生と生徒の物語を描いたドラマですね。
もともと韓国にいたときから東大を目指していたわけですが、それには深い事情が。なんでも兵役を免れるために、日本の永住権を取得したいと考え、そこから東大合格につながっています。
もともと中学校まで優秀な生徒だったカリスさん、通っていた学校では学年トップ5に入っていたそうです。しかし、東大に合格してからの学歴、経歴はもっとスゴイものです。ここから紹介していきます。
カリス(東大)の学歴や経歴がスゴイ!
韓国にて大検に合格(2008年)
東京大学理科一類合格(2009年)
東京大学工学部電子情報工学科入学(2011年)
東京大学工学部電子情報工学科卒業(2015年)
ミュンヘン工科大学へ留学(2016年)
東京大学大学院情報理工学系研究科電子学専攻 修士課程修了(2017年)
ミラノビコッカ大学の客員研究員に(2017年)
医療ビッグデータ研究センターのセンターリサーチアシスタントに就任(2018年)
富士フィルムへインターン(2018年)
ケンブリッジ大学の客員研究員に(2019年)
東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻 博士課程修了(2020年)
エルピクセル株式会社のCEO補佐に(2020年)
経歴や学歴を見ると「スゴイ」の一言…。海外含め4つの大学を渡り歩き、東大の修士と博士課程を取得しています。
カリス(東大)が16歳で東大に合格
一番すごい経歴といっていいかもしれませんが、カリスさんは韓国にて大検を受け、750人の中でトップ3の成績を収めています。
韓国ではトップ5までは日本の東京大学への受験資格が取得できます。これを利用して韓国人ながら東大に合格して入学しています。驚くことにそれを16歳でやってのけたんですから、もともと勉強はできて優秀だったのでしょう。
当時のことを、林先生の初耳学で語っていますが、カリスさんにとって「東大なんてコンビニにお茶を買いに行く難易度」とおっしゃっています。
当時16歳なので、カリスさんは実は高校に行っていなくて卒業もしていません。中卒からいきなり東大へ入学しています。
2009年に東大への切符を取得するも、東大はもともと「飛び級」を認めていないので、カリスさんは18歳になるまで待ってから東大へ通っています。そして電子情報工学科をストレートで卒業しています。
ケンブリッジ大学など3つの大学に招待される
その後、
- ミュンヘン工科大学
- ミラノビコッカ大学
- ケンブリッジ大学
で研究を続け、論文を書いたりしながら将来のAI研究につながる知識をどんどん得ていったようです。
ミュンヘン工科大学はドイツにある大学で、日本でいうところの東大です。ドイツのエリート大学として有名で、ノーベル賞者を22人も輩出している名門中の名門大学ですね。
お次はミラノビコッカ大学。ミラノに10ある大学の中で2番目にできた格式ある大学のようです。イタリアミラノの中心街からほどないところに位置しているので、雰囲気が中世そのものですね。
最後は、2019年当時26歳のときに客員研究員として通っていたケンブリッジ大学です。
ケンブリッジ大学はイギリスのNo.1大学。世界でもトップ5にはいる名門中の名門大学です。
これら3つの大学から招待を受けて勉学に励んでいたなんてすごすぎますよね…。カリスさんは3ヶ国語をあやつるトリリンガルですが、一般人と話す程度ならネイティブな日本人よりも日本語がうまいと自負するほど。
その理由としては、年間に3〜4000冊も読書をするからです。Youtubeでも流暢に日本語を喋りますし、難しい日本語も東大生らしく普通に使いこなします。
そのおかげで日本語も英語の論文も評価される書き方をマスターしているとYoutubeで発言していました。簡単に言っていますが本人の努力なしには達成できないので、裏でものすごく努力されたんですね。
カリスの現在の勤務先会社はエルピクセル
そしてカリスさんは現在医療AIを活用するベンチャー企業のCEO補佐を務めているようです。
2020年にエルピクセルで横領事件があり約28億円〜33億円も着服されたことがありましたね。東大生3人で2014年に作ったというこの会社、2014年にはカリスさんはすでに東大で学ばれていますので、創業期のメンバーとも当時から交流があったのでしょうね。
カリス(東大)の生い立ちもスゴイ?
カリスさんは16歳で東大に合格したと聞けば華々しい人生を送ってきたようにも見えますが、実は韓国にいたときのことは殆ど覚えていないそうなんです。
なぜかというと、父親が酒飲みで常日頃虐待を受けていて、小中では学校でいじめられていた経験があるそう。
そこに韓国の兵役制度も重なり、小さい頃から「兵役だけは絶対にいやだ」と思い続けてきたそうです。そして自分で考えて兵役を受けなくていい選択肢を見つけ出し、確率が低いながらもそれを実行した結果が「16歳で東大合格」だったのです。
その後実績を積み、高度人材専門職のビザをみごと取得!日本の永住権を獲得します。
日本人であれば韓国の兵役は関係ないので、自分の望みが叶った形になります。言うのは簡単ですが、それを実行してしまう思考力とカリスさんの野望の高さが伺えますね。